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アルコール・ラヴァー―ある女性アルコール依存症者の告白
人気ランキング : 680568位
定価 : ¥ 2,100
販売元 : 早川書房
発売日 : 1997-06


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大人になるためにもがいている人・特に女性にお勧めの本です。
確かに全ての人が依存を体験するわけではないけれどこの本は「ある繊細で不器用な女性の成長の記録」です。著者は14歳から30代前半までアルコールで人間関係における緊張や痛み、性の不安を薄め麻痺させて人も羨む優秀さや社会適応を保っていました。しかし依存が進むに連れて拒食症を併発し共依存にもなり段々と飲酒量も増えていきます。彼女が人生と向き合う最大のきっかけはガンによる両親の死でした。以後AA(アルコール依存者匿名会)に参加し同様な経験をもつ人々と語り合った内容を交えつつ書かれたのが本書です。アルコール依存症の要因を精神分析的に捉える従来の見方から脳科学・遺伝的考察まで加えています。それは教育を受けたアメリカ人でジャーナリストという彼女の科学と論理性を強調する背景により実現されています。しかしながら依存症に依存することをやめるために客観的であろうと苦しみもがいた故の結晶といえると思います。Knappは本書によって彼女やその友人の経験を語りかけることで共有し、一つの自助形態を実現しています。多くの依存症同様決定的な治療法は打ち出していないけれど一女性の長年の苦しみの末に提示された一つのヒントがあります。私自身は食べ物依存症(吐かない過食症)の大学生ですが、悲しみ・緊張・疲れといった全ての不快に対する感覚を食べることで鈍らせて生きており、成長の苦しみの真っ最中。逃げないで向き合うことでしか成長はできないのです。


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